やはりアップルロード沿いに、3.5haのりんご園をもつ石岡さんも、「たくさん収穫すればいいわけではない。
いかにして一箱当たりの単価を上げるかが、勝負の分かれ目だ」と強調する。
1973年青森県で斑点落葉病が大発生した。
この病菌はカビの一種で、発病すると葉に斑点がつき、やがて落葉するので、こういう名が付けられているが、ひどくなると枝や実にも感染してしまう。
各農家とも必死の防除で、被害を最小限にとどめたため、この年の作況は一応平年並みだったが、当時一箱2000円だった出荷価格は、何と800円に暴落し、農家は収入面での大きな打撃を受けた。
残留農薬検査