茶の分類(残留農薬検査)

茶は、植物学的にはツバキ科に属する植物で、西南アジアから日本にかけての温暖多雨地帯に広く分布する。

背丈も葉も大きなアッサム系と、小ぶりな中国系に分類されている。

紅茶、ウーロン茶、緑茶などの違いは、植物の種類ではなく、加工方法の違いによるものである。

大まかに説明しよう。

紅茶は、摘んだ生葉を放置しておき、生葉に含まれる酸化酵素の働きで葉全体が発酵し、褐変するのに任せる「発酵茶」、緑茶は、生葉を摘んだらすみやかに蒸気をあてて酸化酵素のはたらきを止め、少しずつ水分を減らす工程を経て最後に乾燥させる「不発酵茶」、そしてウーロン茶は、生葉を途中まで発酵させたあとで、釜いりによって発酵を止め、乾燥して仕上げる「半発酵茶」ということだ

それぞれ、さらに細かな分類ができるが、詳しく触れる必要はないだろう。

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このページは、-が2015年6月 6日 13:57に書いたブログ記事です。

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