建前だけを鵜呑みにして増産計画を立て、設備投資に踏み切った野菜生産者はバカを見るに決まっている。
もっと真剣に生産者のことを考えるべきだ。
むしろ今回のニセ表示食品問題で明らかになったように、産地表示の取り締まりを徹底するとか、産地の違いが品質面、食味でどのように違うのかを消費者に知らせる政策を強化すべきだろう。
そして生産と消費の実態を国民に知らせ、野菜などの食料自給率向上策については国民と共に考えて行く姿勢が必要だ。
現実から遊離した政策を建前だけから立案し、それによって政策目標を示しても信頼は得られない。
農政不信を招くだけだ。
2002年になって中国野菜の輸入量は農薬汚染騒ぎから減少に転じた。
問題は、この与えられた時間をどう生かすかである。
残留農薬検査